嘲笑

「くけけけけけ」

 カラスは笑った。あざ笑っているようにも聞こえる。いや、むしろ歓喜の笑いだろうか。お楽しみはこれからだといわんばかりだった。


突進
 リサの頭の中には闘争本能しか無かった。自分の生命活動維持のため、限り無く純粋な戦闘マシーンと化したのだ。


新手

「バカ共めが!」
 少し離れたビルの屋上で、事の成りゆきを見守る男が居た。
「やつを甘く見るな!狼化したやつの力は未知数だ。まったく手を焼かせおって。」
 カラス達の監視役のこの男、このままでは形成不利だと察知し、助太刀するつもりだ。彼は異形のモンスターへと姿を変えていった。

 1:4の戦い、リサに勝機はあるのか!?


高揚

リサは持てる能力のほぼ100%を引き出すことに成功していた。たちまち治癒する傷。みなぎるパワー。

次の瞬間、リーダー格のカラスを残して、二羽の頭部が消し飛んだ・・・。


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